研究課題/領域番号 |
16H03285
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
末永 聖武 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (60273215)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 海洋シアノバクテリア / マクロリド配糖体 / ビセリングビアサイド / 破骨細胞分化抑制 / 人工誘導体 / 構造活性相関 / 抗マラリア活性 / リポペプチド / カルシウムポンプ / 鎖状ペプチド / マクロライド / 破骨細胞分化 / 標的分子探索 / 全合成 / ジャハナイン / 作用機構解析 / HeLa細胞 / 破骨細胞 / 標的分子 / 有機合成 / 生物活性 / クラハイン / 有機化学 |
研究成果の概要 |
海洋シアノバクテリア由来のマクロリド配糖体ビセリングビアサイド(BLS)の種々の誘導体を調製する方法を確立した。合成の中盤・終盤でのグリコシル化は困難であることがわかったため、合成の序盤で糖部位を導入した。その後に18員環構築は、種々の環化前駆体において問題なく進行し、BLS類の合成法を確立した。BLS類の抗マラリア活性を評価したところ、弱いながら活性を示した。海洋シアノバクテリア由来鎖状ペリポプチドJahanyne(JHN)のビオチンプローブを用いてアフィニティー精製を進めたところ、標的候補タンパク質として分子量20kDaのアポトーシス誘導タンパク質を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海洋シアノバクテリアから得られたビセリングビアサイド(BLS)は、骨を溶かす破骨細胞の分化を抑制することから新しい骨粗しょう症治療薬のリード化合物として期待される。本研究によりBLS類の種々の人工誘導体を化学合成する方法を確立し、ヒト細胞への毒性を低減した誘導体を合成することができた。さらにBLS類の抗マラリア薬リード化合物としての可能性を見出した。また、リポペプチドであるジャハナインの標的候補タンパク質を見出した。
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