研究課題/領域番号 |
16H03300
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
林 拓也 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (50372115)
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研究分担者 |
山本 竜也 つくば国際大学, 医療保健学部, 助教 (60724812)
合瀬 恭幸 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 専門技術員 (70519404)
伊佐 正 京都大学, 医学研究科, 教授 (20212805)
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研究協力者 |
肥後 範行
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 可塑性 / 拡散MRI / 連絡性 / 神経突起 / 神経連絡性 / 拡散強調MRI画像 / 安静時機能的MRI画像 / 神経トレーサー / MRI / 拡散強調 / 安静時脳活動 / 脳コネクトーム / 拡散強調画像 / 機能回復 / コネクトーム / 拡散トラクトグラフィー / 脳損傷 / ネットワーク / 安静時MRI |
研究成果の概要 |
本研究課題では、パーキンソン病や脳卒中のように脳の特定のシステムや部位の障害が起きた場合にどのような脳の活動が行動の障害やその後の回復を引き起こすかという「脳損傷・可塑性の機構」の問いに答えるため、非侵襲MRI画像技術により脳の機能・構造・連絡性の動態を調べた。MRI撮像や解析の高精度化を進め、霊長類動物モデルにおいて変化を見出しマクロレベルの脳内連絡性の変化を可視化した。実験終了後には光学顕微鏡によりミクロレベルの神経突起の変化も可視化した。これらの結果から、脳全域にわたり機能性・構造連絡性の変化がダイナミックに生じることが明らかになり従来知られていない可塑性の神経機構の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果は、これまでに十分解明されていない霊長類脳の可塑性機構についてマクロスケールからミクロスケールにわたり全脳検索に挑戦した結果得られたものであり、従来考えられた以上に独特かつ複雑なパターンで可塑性が生じていることが明らかになった。非侵襲画像技術の高精度技術の開発も進んだことで、本技術を近い将来に臨床現場へ拡張することも可能であり脳疾患の病態把握や診断に寄与することが期待される。また本成果はリハビリなどの神経可塑性を促進する治療メカニズムの理解や新しい治療法の開発につながると考えらえる。今後はさらに画像技術を高精度化し可塑性機構のうちの各連絡網の因果的役割を明らかにしていくことが期待される。
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