研究課題/領域番号 |
16H03309
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 勇 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 名誉教授 (80093334)
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研究分担者 |
長津 一史 東洋大学, 社会学部, 教授 (20324676)
平田 昌弘 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (30396337)
内藤 大輔 京都大学, 農学研究科, 特定准教授 (30616016)
落合 雪野 龍谷大学, 農学部, 教授 (50347077)
甲山 治 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (70402089)
阿部 健一 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 教授 (80222644)
市川 昌広 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (80390706)
赤嶺 淳 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 地域間比較研究 / 生態資源 / 里山 / 地域再生 / 林業 / 過疎地 / パーマカルチャー / 染織 |
研究成果の概要 |
日本の地域研究者の多くは海外へ出ることが主であり、その分海外の共同研究者に多くを負っていた。本科研では、海外の共同研究者を日本に呼び、共に日本各地の地域研究を行うことで、共通する問題点を探りだした。共同研究者に海外でやってもらっているように、日本人研究者が世話をし、共に研究対象に新たな視点を考察し、本当の意味での協働という視点から、地域研究の根本を見直した。返礼により相互に充足、協働意識、新たな関係性が生成される。日本の研究者と共同研究者との間に、地域社会のなかにあるような相互行為を再構築していくことが、新たな時代の地域研究の契機となるように思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、先進国の研究者と現地の人々との経済的格差、社会的格差の上に、フィールドワークという営みが成り立っているのではないかという批判がなされてきた。そのようなポストコロニアルな問題状況を乗り越えるため、映像、演劇、文学などの形態による表象も試みられている。本研究では、これからの地域研究は、先進国優位の立場ではなく、常に現地の共同研究者と同等の立場でおこなわれなければならない。そのためには日本人が海外で行っている同じことを日本で協働研究者を主にした立場で実施することが求められるという方向性に形を与えるものであった。今後の地域研究のありかたを考えるため、一つの新たな方法論を提示するものである。
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