研究課題/領域番号 |
16H03315
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
喜納 育江 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (20284945)
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研究分担者 |
池上 大祐 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00633562)
山里 絹子 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (00635576)
石原 昌英 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (70244283)
山城 新 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (80363654)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 沖縄 / アメリカ / ハワイ / グアム / アメリカ型グローバリズム / 太平洋島嶼地域 / 米国留学制度 / 言語帝国主義 / グローバリゼーション / 土着文化 / 冷戦 / ディアスポラ / 環境問題 / 米国統治 / 米国領島嶼 / 文化変容 / アメリカ文化 / 米国軍政府 / 米国民政府 / 太平洋戦没者慰霊碑 / プエルトリコ / 米国占領 / 島嶼地域 / 帝国主義 / 植民地支配 |
研究成果の概要 |
本研究は、米国による沖縄統治の諸相を、米国の地域戦略的拠点となった他の島嶼地域と比較することによって、各地域における米国統治の手法や、米国が各地域の社会や文化にもたらした変容に見られる共通点や相違点を文化研究の視点から究明した。米国の支配を経験した島嶼地域における支配者と被支配者という主体のせめぎ合いを、言語、歴史、環境、文化等の側面に関わる事例から分野横断的に分析した結果、アメリカ型グローバリズムは、アメリカ的価値を島嶼の文化や社会に浸透させ、被支配者にアメリカ文化を自発的に支持させる形で統治を実行する一方、支配に抵抗する島嶼地域の主体性の形成も助長するという特徴を有していたと結論づけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国の地域戦略拠点としての立場を共有する島嶼地域において、米国がそれぞれの地域の文化にどのような影響を与えていたかを比較的に検証し、被支配島嶼地域における米国の支配の普遍的特徴が明らかになることにより、今日のグローバル社会において覇権的な地位にあるアメリカ国家の核心をなす価値観への理解を深めることができる。
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