研究課題/領域番号 |
16H03346
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
浜渦 辰二 大阪大学, 文学研究科, 招へい教員 (70218527)
|
研究分担者 |
中 真生 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (00401159)
稲原 美苗 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00645997)
石原 孝二 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30291991)
小手川 正二郎 國學院大學, 文学部, 准教授 (30728142)
中澤 瞳 (齋藤瞳) 日本大学, 通信教育部, 准教授 (30756010)
池田 喬 明治大学, 文学部, 専任准教授 (70588839)
筒井 晴香 玉川大学, 教育学部, 非常勤講師 (90760489)
川崎 唯史 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究開発基盤センター, 流動研究員 (90814731)
|
研究協力者 |
川崎 唯史 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究開発基盤センター, 流動研究員 (90814731)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
|
キーワード | 北欧現象学 / 傷つきやすさ / 生老病死 / 性とジェンダー / 障がい |
研究成果の概要 |
本研究は、北欧現象学者との共同研究に基づき、人間の傷つきやすさと有限性に着目して、誕生、老い、病い、死、障がい、痛み、性とジェンダーといった具体的な問題を現象学的に考察することを目指した。毎年、北欧の現象学者と共同研究を行い、北欧現象学会に2-3人の発表者を派遣し、2018年北京での世界哲学会でも二つのラウンドテーブルで研究発表・学術交流を行った。また、国内の研究会も通算10回の開催となり、それぞれの研究成果についてお互いに意見交換をすることができ、それをもとに研究成果報告書(非公開)を作成し、それにより近い将来に研究成果をまとめた書物を刊行するための交渉を出版社と始めることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、医学モデルでも社会モデルでもこぼれ落ちてしまう人間の傷つきやすさと有限性の現象を当事者の視点から現象学的に考察することで、医学や社会学では見逃されていた事象を明らかにするという学術的な意義をもっている。それはひいては、超高齢社会、少子化、男女共同参画といった現代社会の諸問題を当事者視点から解明することで、社会的な解決のための議論に貢献することが期待できる。
|