研究課題/領域番号 |
16H03359
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
小嶋 茂稔 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20312720)
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研究分担者 |
廣木 尚 早稲田大学, 大学史資料センター, 講師(任期付) (00756356)
田澤 晴子 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (40737160)
黒川 みどり 静岡大学, 教育学部, 教授 (60283321)
山田 智 静岡大学, 教育学部, 准教授 (90625211)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 近代日本の中国認識 / 近代日本のアジア認識 / 近代東洋史学史 / 竹内好 / 尾崎秀実 / アジア主義 / 日本近代思想史 / 中国認識 / 史学史 / 中国論と東洋史学 / 秋沢修二 / マルクス主義歴史学 / 東洋史 / 近代日本 / 中国社会論 / 東洋学 / 思想史 / 中国ナショナリズム / 学術史 / 丸山眞男 / 明治維新 |
研究成果の概要 |
本研究は、わが国の戦前期、特に1930年にその学的営為を始めた中国を対象とする研究者の著した学術論文や著書を分析の対象とし、その中国ナショナリズム理解に焦点を当てて分析を行ったものである。なかでも、中国文学研究者である竹内好については、本研究の期間中に、1冊の論文集と1冊の評伝を公刊することができ、歴史学者が行った竹内の研究として、一定の評価を得ることができた。 また、竹内を対象とする分析の他、尾崎秀実の言説における当時の歴史学の成果の影響への分析や、1930年代の総合雑誌に掲載された中国社会論や東洋史学における中国認識の分析も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
竹内好に代表される、1930年代にその学的営為を開始した中国を研究対象とする研究者の研究成果を、その中国ナショナリズム理解に焦点をあてつつ分析を行った研究である。特に、竹内好については、研究代表者・分担者・協力者全員による論文集(『竹内好とその時代 歴史学との対話』有志舎、2018年)と、二人の分担者による共著『評伝竹内好 その思想と生涯』(有志舎、2020年)として、一般の読者にもわかりやすく研究成果を明示しているが、この点を、この研究の学術的意義ならびに社会的意義として位置付けることができる。
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