研究課題/領域番号 |
16H03372
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲本 泰生 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70252509)
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研究分担者 |
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
岡村 秀典 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (20183246)
岩井 共二 独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館, その他部局等, 室長 (50646213)
船山 徹 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70209154)
谷口 耕生 独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館, その他部局等, 室長 (80343002)
大原 嘉豊 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部保存修理指導室, 室長 (90324699)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 仏伝 / 東アジア美術 / 表象 / 東アジア / 仏教美術 / 美術史 |
研究成果の概要 |
仏伝(釈迦の一代記)の物語、その舞台となった聖地、釈迦関係の聖遺物などにまつわる仏教徒の営為と文物の関係を、主に東アジアの具体例に即して検証し、歴史上に位置づけた。中国で6度、インドで1度、文化財調査を実施して資料蒐集にあたり、ボードガヤーにおける中国人の奉献品に関する代表者の研究など、主要な成果の一部を学術誌・論集などで刊行した。また期間中、ワークショップを5度、国際研究集会を1度、公開で開催して研究成果を発信した。その多くは、稲本泰生編『釈迦信仰と美術』(思文閣出版、2022刊行予定)掲載の論考13編に反映されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仏伝(釈迦の伝記)に関係する様々な事象と仏教徒の営為の関係性を、東アジアを中心とする文物の実作例から読み取り、歴史上に定位する研究を積み重ねた。釈迦信仰の歴史性と超歴史性の問題、及びその東アジア的展開を論点に含み、当該領域の研究水準を深化させる多数の成果が創出され、一部は龍谷ミュージアムの展示と図録(2018)にも反映された。中国宋代の舎利信仰と皇権の関係や、釈迦開悟の地ボードガヤーに中国人僧が奉献した品を扱った代表者の研究(2017・2019年刊)などは、日本美術史・仏教史の領域からも大きな反響があった。
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