研究課題/領域番号 |
16H03385
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
近本 謙介 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90278870)
|
研究分担者 |
上島 享 京都大学, 文学研究科, 教授 (60285244)
阿部 泰郎 龍谷大学, 文学部, 教授 (60193009)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
|
キーワード | 唱導 / 寺院聖教 / 法会 / 儀礼 / 復元的研究 / 金剛寺 / 真福寺 / 称名寺 / 神祇 / 復元 / 聖教 / 勧修寺 / 南都 / 東アジア / 寺院ネットワーク |
研究成果の概要 |
基盤調査寺院のうち金剛寺においては、『天野山金剛寺善本叢刊』 第1期・第2期を刊行した。真福寺においては、悉皆調査の礎となる目録作成の基礎作業を完成した。称名寺(金沢文庫〕においては、神祇関係の展示企画に貢献した。 これらに基づき、寺院聖教調査の統合的研究として、東大寺・根来寺を介した聖教と僧侶のネットワークの根幹を明らかにした。さらに法会の復元的研究として、灌頂儀礼と論義に着目することで、その実態の肝要を解明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『天野山金剛寺善本叢刊』 第1期・第2期の刊行により、多くの新出唱導文献の意義が明らかとなり、講式の分析により金剛寺における法会の実態が解明された。真福寺の聖教目録の基礎作業が完成したことにより、悉皆目録作成への展望が開けた。称名寺(金沢文庫〕における神祇関係の展示企画への貢献により、次回の拡大展示企画への準備が整った。 寺院聖教調査の統合的研究の成果として、東大寺・根来寺を介した金剛寺・真福寺聖教と僧侶のネットワークの根幹が明らかとなった。さらに法会の復元的研究の成果として、灌頂儀礼と論義の実態の肝要についての分析を通じて、修法と修学との関係性が明確になった。
|