研究課題/領域番号 |
16H03392
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉原 ゆかり 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (70249621)
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研究分担者 |
齋藤 一 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20302341)
宮本 陽一郎 放送大学, 教養学部, 教授 (30143340)
南 隆太 東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (60247575)
渡辺 直紀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (80409367)
佐野 正人 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (90248724)
越智 博美 専修大学, 国際コミュニケーション学部,, 教授 (90251727)
金 牡蘭 早稲田大学, 総合研究機構, その他(招聘研究員) (90732941)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 文学 / 植民地主義 / 冷戦 / 世界文学 / 国民文学 / ジェンダー / 文化外交 / 大衆文化 / 英米文学 / 東アジア / 人種 / 階級 / アジア / 植民地 / 高等教育 / 教育 / 植民地支配 / 翻訳 / 文化政策 / ポストコロニアル |
研究成果の概要 |
英米文学をアジアで研究することの意味を問う研究である。 西洋化・近代化を目指したアジアでは、英米文学は、西洋に関する知識の源泉として、研究され教育された。西洋文化との出会いを通じて、アジアの文化的アイデンティティが認識されるようになった。1945年の日本の敗戦は、アジアにおける英米文学研究教育の意味を大きく転換させた。アジアにおけるアメリカの影響力が大きくなるに従い、英文学教育研究は、アメリカとアジアの関係を考える場となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文学を学び研究することは、短期間での目に見える実益にはつながらないかもしれないが、人間性の理解や、歴史や文化の理解に役立つという考えに基づき、英米文学を20世紀の日本およびアジアで研究・教育することの意味を研究した。 学術的には、韓国、台湾、日本、フィリピン、アメリカなどの研究者と協働して研究を行い、日本における英米文学研究を、グローバルな視点から捉えることができた。社会的には、英文学を含んだ文学の教育・研究には、文学を読む楽しみに加え、文学を通じて時代や社会を理解する助けとなるという役割があることを明らかにした。
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