研究課題/領域番号 |
16H03409
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武田 将明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (10434177)
|
研究分担者 |
小野 正嗣 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20431778)
都甲 幸治 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50386570)
久保 昭博 関西学院大学, 文学部, 教授 (60432324)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
|
キーワード | 世界文学 / フィクション論 / 現場との交流 / 文化人類学 / AI研究 / ナショナリズム / 翻訳論 / 東アジア / 文学史 / 翻訳研究 / 世界文学研究 / 文学の時間軸 / 小説の勃興 / ヨーロッパ小説 / 文学史の再構築 / 近現代の日本文学 / 吉田健一 / world literature / theory of fiction / translation / literary history / 複数言語と文学 / 現代フィクションの条件 / 文学賞 / 文学の現状分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、世界文学、フィクション論、現場との交流という3つの角度から、現代における文学研究の可能性を広げることを試みた。 世界文学に関する、ともすれば英語圏中心の考え方を批評し、また、現代の文化人類学・AI研究を文学研究に応用する可能性を模索し、最新のフィクション論から改めて文学の意味を捉え直し、国内外の文学者・研究者と幅広く交友することで、批評・研究が文学の現場に生かされる可能性を模索した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界文学研究とフィクション論は、これまで同時に研究されることがほとんどなかった。本研究は、最新のフィクション論を応用することで、情報化の進展の中で変容する現実のあり方に対応し、同時に国民文学から世界文学へと変化する文学の現状をも反映した文学研究を実践した。その結果、いま世界で生じているナショナリズムへの回帰現象を批判するために世界文学研究が有効であることが判明した。また、最新の文化人類学とAI研究の視点が、18世紀以降の近代文学を読み直すために有用であることも証明した。 こうした成果、および成果を国内外の文学者・研究者と広くシェアしたことで、本研究は現代の文学(研究)の活性化に貢献した。
|