研究課題/領域番号 |
16H03458
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
鳥飼 慎一郎 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (90180207)
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研究分担者 |
溜箭 将之 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (70323623)
高橋 脩一 専修大学, 法学部, 准教授 (80749614)
秋元 奈穂子 立教大学, 法学部, 准教授 (40517877)
中田 裕子 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 特任助教 (40802369)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 英米法 / コーパス言語学 / 司法英語 / アメリカ判例 / イギリス判例 / 辞書学 / EMI / ESP / 最高裁の判例 / 活用発信型辞書 / 英米の判例 / 英米のロージャーナル / 英語の契約書 / アメリカロージャーナル / イギリスロージャーナル / 契約書 / 発信型辞書 / 最高裁判例 / ロージャーナル / 判例コーパス / ロージャーナルコーパス / 英文契約書コーパス / 発信型司法英語辞書 |
研究成果の概要 |
アメリカの判例とイギリスの判例、アメリカとイギリスのロージャーナル、契約書からなる2,900万語におよぶ司法英語コーパスを完成させた。日本人学習者は、①一般語義と専門語義とを併せ持つ一般的な語、②司法英語独特の類義語群、③専門的な意味の差異によって使い分けられる法律用語、④専門用語を導入するために使われる基本的な動詞、を正しく理解することが重要であることを明らかにした。これを踏まえて、日本人が司法英語を正しく理解し、活用発信できるようになるために必要な最重要語彙項目とそれに続く重要語彙項目を選定し、日本人のための活用発信型司法英語辞書の第1次辞書原稿を完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の応用言語学では、大量の英語のデータをバランスよく収集してコーパスを構築し、それを統計学的に分析し、その成果を英語教育の教材、教授法、辞書、文法書に反映させ、より現実の英語使用に即した英語教育を展開することが主流となっている。同様の手法を用いれば、専門教育の分野においても現実の専門英語の使用形態を反映した辞書や教材の作成が可能になるはずである。本研究はまさにそのことを司法英語の分野で実践したものである。司法英語教育の分野でこの方法論が確立できれば、他の専門教育の分野でも同様の方法で専門辞書や専門教材の作成が可能になる。その学術的意義や社会的意義は大きいといえる。
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