研究課題/領域番号 |
16H03482
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 琉球大学 (2019) 沖縄国際大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
鳥山 淳 琉球大学, 島嶼地域科学研究所, 教授 (60444907)
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研究分担者 |
小野沢 あかね 立教大学, 文学部, 教授 (00276700)
小屋敷 琢己 琉球大学, 教育学部, 教授 (20404551)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 沖縄 / 占領 / コザ / 伊江島 |
研究成果の概要 |
本研究は、阿波根昌鴻資料(伊江島の反基地闘争の資料)と大山朝常資料(元コザ市長の資料)の目録データを活用して、米軍統治に対する地域住民の「抵抗と交渉」の諸相を明らかにする重要な記録を選別し、複製資料の作成作業を行った。阿波根昌鴻資料を用いた研究では、米軍占領下の伊江島における基地問題に関連する記録を作成年別に整理し、1962~72年に作成された計211点の文書をデジタル画像化して公開できる状態とした。大山朝常資料を用いた研究では、米兵相手の歓楽街の管理・統制に関する詳細な記録を調査し、米軍による管理手法とそれに対する業者や行政の対応が記述された重要な記録をデジタル画像化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が利用した阿波根昌鴻資料と大山朝常資料は、占領下の沖縄社会において重要な役割を担っていた個人が所蔵してきた文書類であり、沖縄県内の関連機関が所蔵している資料群とは異なる性質を有している。その詳しい内容が確認され、そこに含まれる重要な記録が今後の研究で活用されることによって、地域社会の具体的な動向をふまえた沖縄現代史の記述が可能となり、米軍と地域社会との関係性を複眼的に読み解いていくための視座を構築することに寄与できる。
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