研究課題/領域番号 |
16H03494
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高尾 千津子 東京医科歯科大学, 教養部, 教授 (00247264)
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研究分担者 |
鶴見 太郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00735623)
野村 真理 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (20164741)
武井 彩佳 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (40409579)
宮崎 悠 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (40507159)
井出 匠 立教大学, 文学部, 特任准教授 (40732665)
小森 宏美 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50353454)
Wolff David 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (60435948)
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研究協力者 |
重松 尚 東京大学, 大学院総合文化研究科
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | ホロコースト / ソ連史 / 東欧史 / ユダヤ人 / 第二次世界大戦 / 東欧現代史 / 反ユダヤ主義 / ソ連・ロシア史 / 難民 / 難民問題 / 西洋史 |
研究成果の概要 |
独ソ戦によってナチの支配下におかれた地域のホロコーストの特徴は、ユダヤ人の殺害が現地で執行されたこと、ナチによる占領の初期段階で、現地住民の一部がユダヤ人に対するポグロムに関与したことに求められる。 本研究は、ソ連・東欧におけるホロコーストの事例研究に取り組み、現地住民のナチ協力に関しては、新たにソ連の支配下に入ったバルト3国やポーランド東部地域とソ連本国内の東ベラルーシ等とで相違があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、アンネ・フランクの日記はよく読まれており、アウシュヴィッツ強制収容所の存在もよく知られている。しかし、ホロコースト犠牲者の多数を占めるのは、アンネのようなドイツのユダヤ人ではなく、ポーランドやロシアのユダヤ人であったこと、ホロコーストの主要な現場はアウシュヴィッツ等の収容所の他に、独ソ戦の戦場現地であったことは、一般にはほとんど知られず、また研究においても、独ソ戦下のホロコーストの事例研究は決定的に不足している。このような現状に鑑みて、本研究では、一般社会ならびに学界に対し、ホロコーストに関する正確な知見を発信につとめた。
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