研究課題/領域番号 |
16H03512
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
三宅 俊彦 淑徳大学, 人文学部, 教授 (90424324)
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研究分担者 |
櫻木 晋一 朝日大学, 経営学部, 教授 (00259681)
菊池 百里子 (阿部百里子) 沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 研究員 (50445615)
遠藤 ゆり子 淑徳大学, 人文学部, 准教授 (70612787)
中村 和之 函館工業高等専門学校, 一般人文系, 教授 (80342434)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 東ユーラシア / 出土銭 / 貨幣流通 / 中世・近世 / 貨幣考古学 / 考古学 / 貨幣 / 中近世 / 流通 / 銭貨 / 銭貨流通 / 出土銭貨 |
研究成果の概要 |
本科研費の目的は、東ユーラシアにおいて、中世以降の銭貨流通の状況を把握し、「東ユーラシアにおける貨幣考古学」という分野を確立することである。その目的は、ほぼ達成されたと考える。 日本国内では西日本・東北・北海道を中心に、調査研究を進めた。その結果、西日本および九州の中世から近世の出土銭の様相を明らかにし、青森県と北海道では出土銭のデータベース化を行うことができた。また国外では、中国、モンゴル、ベトナムにおいて出土銭調査を行った。その結果、中世から近世にかけての各地の銭貨流通の実態を解明した。その成果を基に、東ユーラシアの銭貨流通のモデル化を完成させ、研究基盤の構築を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的成果として、青森県と北海道の出土銭データベース作成をあげることができる。また国外ではベトナム、モンゴル、中国において出土銭調査を行い、その実態を解明した。また英国において博物館収蔵の貨幣コレクションの調査も行った。さらに、これらの調査成果を基に、東ユーラシアにおける銭貨の流通モデルを構築し、貨幣考古学分野の研究基盤を提示できたことは、大きな成果である。 成果の一部は、国際学会などにおいて広く海外の研究者にも発信しているほか、学術論文および成果報告集として刊行し、公表している。さらにベトナムなど海外でも、調査成果の報告が現地メディアで取り上げられるなど、社会還元に努めている。
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