研究課題/領域番号 |
16H03588
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
坂井 一成 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60313350)
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研究分担者 |
細田 晴子 日本大学, 商学部, 教授 (00465379)
八十田 博人 共立女子大学, 国際学部, 教授 (70444502)
岡部 みどり 上智大学, 法学部, 教授 (80453603)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 移民 / 難民 / 地中海 / EU / 南欧 / ガバナンス / ポピュリズム / 欧州化 / 国際政治 / フランス / イタリア / スペイン / 国際関係論 / ヨーロッパ / 国際関係 / 政治学 |
研究成果の概要 |
アラブの春以降の大量の移民難民の発生に、地中海地域は揺れてきた。このなかで事態の収拾と地域のガバナンス創出には、フランス、イタリア、スペインという南欧諸国が大きな役割を担った。EU加盟国であるこれら南欧諸国は、各国レベルでの活動に加えて、EUとの相互作用を通じて、EUとしての移民難民問題解決策の模索を促すとともに、EUとしての地中海ガバナンス形成への貢献も引き出してきた。このように本研究では、南欧諸国が、地中海におけるガバナンスの形成において果たした役割を総合的に解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地中海におけるアラブの春以後の著しい移民難民の増加によってEUは政治困難に直面したが、この危機の克服には、移民難民の上陸する玄関口のイタリアをはじめ、フランスやスペインなど地中海に面する南欧諸国の果たした役割は無視できない。本研究では南欧諸国がいかなるルートでEUとしての戦略の形成に影響力を行使し、地中海地域の安定化に貢献したかを解明した。南欧諸国はEU加盟国であるが、同時に北アフリカを含む地中海文化圏の構成国でもあり、本研究は異なる地域圏の交差する場に位置する共有アクターが相互の安定化に果たす政治的役割を解明した。
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