研究課題/領域番号 |
16H03621
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
小谷 浩示 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (80422583)
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研究分担者 |
西條 辰義 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (20205628)
田中 健太 武蔵大学, 経済学部, 准教授 (30633474)
柿中 真 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (40421234)
上條 良夫 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (40453972)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 気候変動 / 不確実性 / 不明確性 / 集団的協力行動 / 実験調査 / 集団行動 / 実験 / 協力 / 公共財供給 / 協力行動 |
研究成果の概要 |
ラボフィールド経済実験を実施し、人々が気候変動の影響に対して何をどの様に不確実・不明確と認識しているのか、そして、気候変動に付随する不確実性と不明確性が気候変動に対する人々の緩和・適応の集団的協力行動にどの様に影響を与えるのか分析した。都市域に住み、且つ、自然から離れた職業に付いている人々である程、気候変動を人為では無く自然偏移と考え、且つ、その影響も不明確・不確実と認識している傾向が強い事、そして、気候変動の緩和・適応に対しても非協力的である事が示された。但し、様々な情報や教育提供によって、気候変動に関する不確実性や不明確性を低減する事により、人々がより協力的になる事も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気候変動は不確実、そして、不明確であり、だからこそ、人々、社会、国家は協力・協調しようとせず、気候変動に対して効果的な緩和・適応対策を立案出来ずにいる。本研究課題は気候変動に付随する不確実性と不明確性が人々の集団的協力行動にどの様に影響を与えるのか分析し、且つ、情報や教育の提供によって不確実性と不明確性の度合いを減らせば、より人々が協力的になるという事を提示した。この結果は、気候変動対策の中で異なる人々、社会、国家が協調出来ない中、どの様にすれば協力し有効な対策を取れるのか具体的な示唆を与えている、と云う意味において学術的、且つ、社会的意義を有する。
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