研究課題/領域番号 |
16H03631
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
照山 博司 京都大学, 経済研究所, 教授 (30227532)
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研究分担者 |
松島 斉 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00209545)
柴田 章久 京都大学, 経済研究所, 教授 (00216003)
神林 龍 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40326004)
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研究協力者 |
Lechevalier Sebastien
後藤 康雄
Raymo James
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 非正規雇用 / 労働市場の二極化 / 二重構造 / 労働経済学 / 日本経済 / 所得分配 / 二極化 / 二重労働市場 / 長期的パートナーシップ / 出生率 / 長期雇用慣行 / 長期的取引関係 / 労働市場の二重構造 |
研究成果の概要 |
非正規雇用労働者の増加による日本の労働市場の二極化に関し、ミクロデータを用いた実証分析とマクロ経済モデル分析によって、賃金決定から見た非正規雇用労働者の特徴、転職による正規・非正規移動と雇用形態の持続性、二重構造の観点からの長期雇用慣行の近年の趨勢の検討、非正規就労などによる経済的リスクと出生率との関係、需要面からの非正規雇用労働増加の要因分解など、さまざまな論点について、質的・量的な評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
雇用者の4割近くにまで増加した日本の非正規労働者の特徴と、その増加の要因と影響について、賃金、労働移動、長期雇用慣行、出生率、労働需要などの多様な観点から、ミクロ経済データによる実証分析を中心に、事実の提示と量的・質的評価を行った。とくに、現在でも長期雇用慣行は正規雇用労働者において堅固に残っており、非正規雇用の増加は正規雇用部門の縮小を必ずしも意味しないことを示す複数の実証的事実を提示した点は、雇用政策に対する含意が大きいと考える。また、因果関係に配慮した分析手法によって、量的評価を行っている分析も多く、雇用関連政策の効果に対する情報となる。
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