研究課題/領域番号 |
16H03655
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
若林 直樹 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (80242155)
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研究分担者 |
稲垣 京輔 法政大学, 経営学部, 教授 (10327140)
関口 倫紀 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (20373110)
山田 仁一郎 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (40325311)
山下 勝 青山学院大学, 経営学部, 教授 (80348458)
中本 龍市 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (80616136)
本間 利通 大阪経済大学, 経営学部, 准教授 (90461128)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | サービス経営 / 組織創造性 / 組織活性化 / 組織学習 / 組織変革 / ルーティン / 組織能力 / 複数事例分析 / 多様性 / 役割外行動 / 複数事例研究 / 変革管理 |
研究成果の概要 |
サービス企業経営において経営システムとサービスのイノベーションの促進には、組織の創造性活性化という組織変革は重要な経営課題である。これは、組織成員に、既存ルーティンと異なる新規な行動への取り組みを促進する。本研究は、サービス企業の組織創造性活性化について体系的に分析した。その結果、①顧客との共感や視点取得、②リスク志向の起業家意識、③変革型リーダーによるサービスカスタム化促進、④チームの多様性を統合する管理、⑤顧客組織とのネットワークと学習の促進、⑥凝集的な組織間ネットワークでの資源共有による継続的事業創造、⑦ガバナンスにおける顧客志向性の高度化が効果的であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サービス産業は、日本経済の7割以上の所得と労働力を占めるものの、その生産性、収益性、革新性などで経営課題を抱えていると言われる。本研究は、サービス企業組織における総総勢活性化が意識を変えて、経営革新とサービスイノベーションを進められる体質になるために有効と考えて、その総合的な考察を行った。そして①認知や意識、②起業家活動の動機付け、③変革型リーダーシップの役割、④チームのダイバシティとダイナミックス、⑤組織間学習とネットワーク、⑥組織間ネットワークと継続的な事業開発、⑦日本的なガバナンスにおける顧客志向性の位置づけ、⑧組織間システムにおける競争能力の変化等の多面的取組が有効だと理解した。
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