研究課題/領域番号 |
16H03686
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松本 行真 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (60455110)
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研究分担者 |
高橋 雅也 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (00549743)
石沢 真貴 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (20321995)
吉原 直樹 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (40240345)
齊藤 綾美 八戸学院大学, 地域経営学部, 准教授 (70431484)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | コミュニティ / ネットワーク / 広域支援 / 広域避難 / 原子力災害 / 格差 / 長期避難 |
研究成果の概要 |
楢葉・富岡町出身の原発事故避難者により形成された仮設住宅自治会や震災前の区会関係者への聞き取り調査を行った。 主に明らかにしたのは次の3つ。1)「元」仮設自治会役員・会員の帰町/避難先定住地にて仮設自治会の振り返りとともに帰町・定住先での活動に関する聞き取りを行い、仮設自治会等と区会という新旧ネットワークの交差による創発的な関係変容。2)公営住宅自治会役員と入居者への聞き取りを通じ、自治会活動の現状と課題、今後の方向性。3)避難先での定住や帰町後における交流をめぐる動向を把握することで帰町者を中心に結成される組織等による活動とその課題、新旧ネットワーク同士による「つながり」の契機と過程等。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では震災後結成された仮設・広域自治会、域外避難・支援者をベースにした他組織との連携により生まれたネットワーク等「震災後5年目以降」における実態と課題を「共生」「集約」「統合」「支援」から検討し、変容と課題を各視点で解明する点で学術的意義が高い。長期の避難者ネットワーク/コミュニティの課題とありようを考察する点も、原発再稼働に向かう中で本研究が避難計画立案等に資する点で社会的意義は十分に高い。
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