研究課題/領域番号 |
16H03692
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高橋 美惠子 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 教授 (90324871)
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研究分担者 |
釜野 さおり 国立社会保障・人口問題研究所, 人口動向研究部, 第2室長 (20270415)
善積 京子 追手門学院大学, 地域創造学部, 名誉教授 (80123545)
斧出 節子 京都華頂大学, 現代家政学部現代家政学科, 教授 (80269745)
松田 智子 佛教大学, 社会学部, 教授 (50250197)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | ワーク・ファミリー・バランス / スウェーデン・オランダ・ドイツ / 多様な働き方 / 家族・ライフスタイルの多様性 / ケイパビリティ / 働き方の多様性 / スウェーデン / オランダ / ドイツ / スウェ―デン・オランダ・ドイツ |
研究成果の概要 |
本研究は、スウェーデン、オランダ、ドイツにおいて、法定労働時間内の労働を通して個人と家族がウェルビーイングを享受できる社会環境が整備され、かつ多様で柔軟な生き方・働き方が選択できる就労システムが構築され、個人レベルでワーク・ファミリー・バランス(WFB)が実践されていることを実証的に考察した。いずれの国でも、WFB関連施策・制度は、従来の標準家族モデルの枠を超え、多様な家族形態を包摂している。また、働く人々の権利意識が高く、日常生活でケイパビリティを行使していること、子育て期の男女は子どもの育みを生活の中心に据え、家族との時間を可能な限り優先させていること、を各国の共通項として導き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、スウェーデン、オランダ、ドイツにおいて、ワーク・ファミリー・バランス(WFB)関連政策・制度が社会ならびに企業レベルで実践され、個人がWFBに向けたケイパビリティを行使してライフステージによって生き方・働き方を選択できる社会環境のあり方を実証的に解明した。さらにこれら3カ国におけるWFBをめぐる課題を導出した上で、日本のWFBの実現に向けた方策を提示し、子育て世代が、性別にかかわらず家庭生活を優先した働き方ができる仕組みづくりを日本の喫緊の課題として提起した点においても、学術的かつ社会的意義が見出せよう。
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