研究課題/領域番号 |
16H03700
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
文 貞實 東洋大学, 社会学部, 教授 (20301616)
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研究分担者 |
朝倉 美江 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (00310269)
北川 由紀彦 放送大学, 教養学部, 准教授 (00601840)
西澤 晃彦 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20245658)
山本 かほり 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (30295571)
山口 恵子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (40344585)
内田 龍史 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 教授 (60515394)
崔 博憲 広島国際学院大学, 情報文化学部, 教授 (60589373)
伊藤 泰郎 広島国際学院大学, 情報文化学部, 教授 (80281765)
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研究協力者 |
仁井田 典子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 社会学 / 社会運動 / ユニオン運動 / ネットワーク / グローバル化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、経済グローバル化に抗するユニオン運動の特徴を明らかにし、ユニオン運動が、どのように、今日の「雇用破壊」や社会の個人化に抗した新しい労働運動の組織化モデルを提示しているかを検証することである。本調査研究では、ユニオン運動が、どのように、多様なひとびとの社会運動の結節点となっているかをコミュニティ・ユニオン全国ネットワークに参加している全国のユニオン組合員を対象とした質問紙調査およびインタビュー調査の知見から明らかにした。本研究の研究成果については、文貞實編著『コミュニティ・ユニオン 社会をつくる労働運動』(松籟社 2019)を刊行しまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本調査研究の学術的な意義は、今日の経済グローバル化のもとで、雇用破壊が進む中で、未組織労働者を組織化するローカルなユニオンの特徴を明らかにするために、ユニオン運動の今日的な展開/組織化を検討し、労働者の抵抗の方法を提示する目的から、はじめて、各地で活動するローカルユニオンを対象とした全国調査を実施したことにある。その結果、全国で活動するローカルなユニオン運動の特徴を整理することが可能となった。また、本調査研究の社会的意義は、多様な各地のユニオンの歴史と展開、ユニオン運動の組織化の在り方の調査研究をとおして、各地のローカルユニオンのネットワーク化に寄与した点である。
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