研究課題
基盤研究(B)
多職種が参加する終末期事例検討会を複数回実施し、5件法で評価した。5項目の平均値は4.0で学びの獲得につながっていた。先行研究とインタビューから、疾患別終末期ケアガイドラインと評価指標を作成し、A市で予備調査を実施した。その結果、6領域25項目に整理した。日仏伊の終末期ケアにおける多職種チームによる意思決定について20か所の関係機関にヒアリング調査を行った。フランスは①尊厳死法の整備と事前指示書の普及、②制度や場を越えて活動する緩和ケアモバイルチームの整備、③緩和ケア教育の充実による人材育成が、イタリアは①事前指示書の導入、②3段階の緩和ケアネットワーク形成、③ホスピス整備が特徴であった。
本研究の意義は、終末期ケアマネジメントにおける①疾患別ガイドラインと評価指標を作成することで、プロセスを見える化したこと、②多職種連携教育の内容と評価方法を示したこと、③日仏伊の国際比較を通して、多職種チームによる意思決定支援は、カンファレンスや事前指示書などを通して、話し合いを繰り返すことが有効であることが示唆された。
すべて 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)
ケアマネジメント学
巻: 16 ページ: 57-69
健保連海外医療保障
巻: 115 ページ: 1-10
社会保障研究
巻: 1 ページ: 539-551