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高齢期の認知機能低下を適切に評価するための心理検査開発に係る包括的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H03746
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床心理学
研究機関地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所)

研究代表者

鈴木 宏幸  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (90531418)

研究分担者 藤原 佳典  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50332367)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
キーワード心理アセスメント / 高齢者 / 認知機能評価検査 / 軽度認知障害 / MoCA-J / 認知機能評価
研究成果の概要

研究Iでは横断データから年齢群ごとの基準値を作成し、認知領域ごとの加齢変化についても検討した。MoCA-Jの得点は65歳以降線形に低下することが示された。研究IIでは7年間の長期縦断研究の結果を解析し、MoCA-Jで追跡した際の認知機能の加齢変化について検討した。比較的若い高齢者では反復効果との相殺と考えられる得点の維持が見られた。研究IIIではMoCA-Jの反復実施への対応となる並行版(第2版、第3版)の開発を行った。原版の反復実施後に並行版を実施することで反復効果の影響を排除可能であることが示唆された。研究IVにおいては視覚障害者対応版および聴覚障害者対応版MoCA-Jの開発を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

早期の認知症対策においては認知症の前駆段階と想定される軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment;MCI)を対象とした認知機能検査の実施が望まれており、MoCAが幅広く使用されるようになった。それにつれて検査の実施および結果の解釈において課題となる、①年齢毎の標準値、②反復実施の影響、③反復実施の影響を排除するための並行版の開発、④感覚機能障害者への検査実施の4つの課題において、それぞれ本研究のI~IVで検討がなされ、その解決が示された。学術研究および臨床現場において用いられている検査においてこれらの成果が生まれたことは学術的にも社会的にも意義があると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2017 2016

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 高齢者を対象とした語想起課題における筆記で実施した際の特徴2019

    • 著者名/発表者名
      鈴木宏幸, 小川将, 高橋知也, 山城大地, 佐藤研一郎, 長大介
    • 学会等名
      日本心理学会第83回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 認知機能検査MoCAに含まれるTMT-B簡易版の実行機能評価課題としての有効性2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木宏幸・小川将・飯塚あい・藤原佳典
    • 学会等名
      第32回日本老年精神医学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 地域における認知機能評価検査の年齢階級別基準値の作成-MMSEとMoCA-Jを用いた検討2016

    • 著者名/発表者名
      鈴木宏幸、小川将、藤原佳典、西真理子、谷口優、河合恒、楢崎兼司、陳三妹、吉田英世、大渕修一、熊谷秋三、新開省二
    • 学会等名
      第75回公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      グランフロント大阪(大阪府・大阪市)
    • 年月日
      2016-10-26
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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