研究課題/領域番号 |
16H03749
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
四本 裕子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80580927)
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研究分担者 |
佐藤 隆夫 立命館大学, 総合心理学部, 教授 (60272449)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | ベイズ理論 / 知覚 / 視聴覚統合 / ベイズ / 神経相関 / 視覚情報処理 / 事前分布 / 注意 / 時間知覚 / 実験系心理学 / 経験 |
研究成果の概要 |
知覚における視聴覚情報の統合において、統合される視覚情報と聴覚情報の割合は環境に応じて柔軟に変化する。本研究では、学習によって視聴覚統合における重み付けを変化させ、この変化をベイズ理論に基づいて数値化することを目的とした。研究では特に視聴覚情報の時間特性の知覚に着目し、中心化傾向は情報の不確実性に伴って増加し、視聴覚の多感覚刺激は時間感度を向上させることを見出した。この結果に基づいて、時間情報の視聴覚情報の統合をベイズ理論を用いて説明するモデルを提案した。このモデルによって、事前分布の統合よりも先に視聴覚情報の統合が行われることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一連の研究により、ヒトの脳は、さまざまなモダリティの感覚情報を統計的に最適かされた方法で統合することが示された。また、その結果に基づいて感覚情報の統合モデルを提案した。
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