研究課題/領域番号 |
16H03753
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
|
研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
布川 清彦 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (90376658)
|
研究分担者 |
梶谷 勇 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (00356768)
井野 秀一 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 副研究部門長 (70250511)
土井 幸輝 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 情報・支援部, 主任研究員 (10409667)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
|
キーワード | 道具の身体化 / 白杖 / 義手 / 車いす / 道具デザイン / 視覚障害 / 義肢 / 実験心理学 / 硬さ / 重さ / 実験系心理学 / 感覚・知覚 / 身体知覚 / 福祉工学 / ヒューマンインタフェース |
研究成果の概要 |
本研究では,白杖,義手,車いす道具の身体化研究を行った.これらの道具は,障害者の生活機能を向上させるためのものである.道具の身体化に関わる次の5つの要因が相互に影響し合うモデルについて実験的に検討した. 1)道具のデザインと 2)動作目的,3)目的達成にいたる動作,4)動作のもたらす身体負荷,5)動作の結果として得られたパフォーマンス.白杖においては,目的・白杖のデザイン・動作・パフォーマンス,義手については,目的・義手のデザイン・動作・パフォーマンス,車いすについては,目的・動作・パフォーマンスの関係について検討することができた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究の学術的な意義は,道具を自分の身体の一部として知覚するメカニズムおよび身体知覚のメカニズムを解明するための手がかりが得られたことである.さらに,付帯的な知見として探索対象と身体の間に杖のような媒介がある間接触のメカニズムを明らかにするための手がかりが得られた.社会的意義は,この研究成果を通して道具の身体化研究および関連研究が活性化されることで,支援機器を始めとした道具のデザインがより良くなり,道具を使い始める際の教育や訓練の方式の体系化につながることで人々の生活の質が向上することが期待できる.
|