研究課題/領域番号 |
16H03809
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
濱田 豊彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80313279)
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研究分担者 |
長南 浩人 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (70364130)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 合併 / 聴覚障害 / ASD / 談話 / 視線分析 / 全国調査 / 指導法 / 合併障害 / 談話分析 / 合併事例 / 視線 / コミュニケーション / 発達障害 / ASD / 障害の発見 / 手話 / SST / 特別支援教育 / 視線解析 |
研究成果の概要 |
ASDを合併する聴覚障害児の実態を把握するとともに、彼らの談話の特徴と視線の関係を検討することで指導方法を開発することを目的とした。全国調査では、聴児の5.5倍該当児がおり増加傾向が見られた。また、談話と視線の分析からは定型発達児、聴覚障害児、ASD児と比較したところ、合併児は最も談話が分かりにくく、整合性や結束性に関してASD児よりも有意に低い値となった。接続詞等が少なく語数が少ないことが示された。視線の群間の比較はできなかったので、極端な事例を分析したところ、特定の事物を長く見ている児は空想の話をし、全体を等分に見る傾向の合併児はストーリを語ることができず絵の説明になる傾向があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASDのために視線が合わないことは視覚的なコミュニケーション(手話や読話)への依存度の高い聴覚障害児にはその影響が一層大きいことは想像に難くない。しかしながら、単一障害とどのような側面が異なるのかについては未整理であり、そのことが、合併事例に対する具体的で効果的な教育的介入を十分にできないでいる一因となっている。本研究において合併児の談話と視線の3つのパタンが示され、それぞれに応じた指導実践が行われた。典型事例を基に指導方法を体系的に整理することは、まさに今日教育現場が求めている知見を提供するものである。
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