研究課題/領域番号 |
16H03815
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ構造化学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
金子 隆司 新潟大学, 自然科学系, 教授 (90272856)
|
研究分担者 |
青木 俊樹 新潟大学, 自然科学系, 教授 (80212372)
寺口 昌宏 新潟大学, 自然科学系, 助教 (30334650)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
|
キーワード | π共役高分子 / 光学活性らせん構造 / ポリラジカル / アントラセン / ポリ(アリーレンエチニレン) / シーケンシャル高分子 / ポリ(フェニルアセチレン) / 分子磁性 / ポリ(フェニルアセチレン) / 磁気光学効果 / 高分子合成 / 自己組織化 / 磁性 / 超分子化学 / ナノ材料 |
研究成果の概要 |
磁性を持たないプラスチックのような普通の高分子に対し、磁性源となる安定ラジカルを有する高分子ポリラジカルなど磁性高分子では、分子設計により様々な構造とそれに伴う新しい機能を付与できると考えられる。例えば、高分子の光学活性ならせん構造と磁性高分子を組み合わせることで新しい磁気光学効果が期待できる。本研究では、複数のモノマーの規則的な配列順序に基づいて安定な片巻きらせん構造と磁気秩序が期待できるポリラジカルの合成に成功し、モノマーの配列順序に依存した強固な折り畳み構造に対応した大きな反強磁性的相互作用を実現した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モノマー連鎖の配列に誘導された精密な立体構造に依存した優れた機能は、生体内の高分子で見られるが、共役高分子などの合成高分子でも分子設計により可能であることを示した点に学術的意義があり、同様の設計手法は磁気光学的性質だけでなく、他の機能分子にも展開が期待できる点で社会的意義がある。
|