研究課題/領域番号 |
16H03836
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 鹿児島大学 (2017-2019) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
寺薗 英之 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 准教授 (30398143)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 血中がん細胞 / 微細加工 / 細胞工学 / 血中循環がん細胞 / CTC / マイクロゲル / 微笑液滴 / 微小液滴 / がん細胞 / 選別 / 癌 / マイクロ・ナノデバイス / バイオテクノロジー / システムオンチップ / 微小流路 / 一細胞検出 / 細胞培養 / マイクロファブリケーション / セルソーティング / オンチップ |
研究成果の概要 |
本研究は、血液中に存在する転移性を持つがん細胞を生きたまま補足することで、原発巣に存在するがん細胞の情報、さらには得られたがん細胞が実際どのような抗がん剤に感受性があるのかを採血により得ることで検査できるようにすることを最終目標としている。血液中に存在するがん細胞(CTC:血中循環がん細胞)は正常な赤血球・白血球細胞数に比べ圧倒的に数が少ない。本研究では高感度にCTCを捉える技術の開発を行った。正常細胞と混ざった状態で培養を行うとどの細胞ががん細胞由来なのか通常は判別できないが、微小なマイクロゲルの中に小分けして培養する事でどの細胞ががん細胞由来なのか判別できる基本技術の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん転移は多くの場合、治療困難場合に陥りやすい。転移を起こす経路としてはリンパあるいは血管が主である。これまで血管内を流れる転移性のがん細胞を捉える手段として、血中の癌由来DNAの補足、あるいは抗体などを用いた細胞の検出などの方法が存在している。本研究技術が確立できれば、生きたままの転生のがん細胞を捉えることが可能になり、原発巣に存在するがん細胞の情報を取り出すことができるだけでなく、がん細胞を人工的に体外で増殖させ、どのような抗がん剤に感受性を持つか検査できる可能性を持つ意味で学術的な意義が存在する。
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