研究課題/領域番号 |
16H03845
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
須丸 公雄 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 上級主任研究員 (40344436)
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研究分担者 |
高木 俊之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (10248065)
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研究協力者 |
森下 加奈
露久保 淳
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2016年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 光応答ポリマー材料 / ハイドロゲル / フォトリソグラフィ / 半立体構造 / 細胞培養足場 / 薬物リリース / 光応答性ポリマー材料 / マイクロファブリケーション / ソフトマテリアル |
研究成果の概要 |
ハイドロゲルシートからなる半立体マイクロ構造体を市販材料のみを用いて、フォトリソグラフィを通じた工程で作製する手法を確立した。また、十分な細胞接着性を付与することで、これらを足場とする新たな半立体細胞培養系の構築を実証した。さらに、光に鋭敏に応答して水溶化する新規ポリマー材料を開発、細胞の選択剥離回収、特定細胞のオンプレート純化、パターニングとそれに引き続く選択剥離、薬物リリースの時空間制御、半立体細胞組織体の構築など、光を用いた多彩な細胞プロセシングを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たに構築したしなやかな半立体細胞培養系は、平面固定培養と集塊浮遊培養の両方のメリットを併せ持ち、プラスチックやガラスなど、従来の硬質材料上での培養で失われてしまう組織特異的機能の維持が期待され、ヒト由来の培養細胞を用いたバイオアッセイの高精度化に貢献することが見込まれる。さらに、新たに開発された光応答性ポリマーは、細胞培養環境中で鋭敏な光応答水溶化を示すもので、細胞培養系をはじめとする種々のバイオシステムを光で自在に制御し、これまでにない高度な自動化や詳細な解析を可能にする重要な手段として、今後広く活用されることが期待される。
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