研究課題/領域番号 |
16H03853
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
林 将光 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (70517854)
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研究協力者 |
粟野 博之
三谷 誠司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
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キーワード | 磁気光学効果 / スピン軌道相互作用 / 光検出 / スピン流 / スピン蓄積 / 光学 / 薄膜ヘテロ構造 / ヘテロ構造 |
研究成果の概要 |
本研究は、光を使ってヘテロ構造のスピン軌道相互作用を評価し、新たな視点からスピン軌道効果を理解できる技術を構築し、スピン軌道相互作用と光の相関に関する学理を構築することが目的である。本研究では、磁気光学効果を高精度で検出できるシステムを開発し、非磁性/強磁性ヘテロ構造において電流印加によって強磁性層に作用するスピン軌道トルクや、非磁性層におけるスピン蓄積を評価できることを実証した。また、フォトガルバニック効果を利用して、金属層界面の特異な電子状態(ラシュバ型電子構造)を検出することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スピンホール角やスピントルク、ジャロシンスキー・守谷相互作用の大きさはスピン軌道効果をデバイスに応用する上での最重要パラメータであり、精緻な計測技術が必要不可欠である。本研究で構築した光解析技術により、スピン蓄積やスピン軌道トルク、界面の電子構造を精密に評価できることが明らかになった。今後はこの技術を利用して、様々な物質におけるスピン軌道効果を調査し、その起源解明に迫る。
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