研究課題/領域番号 |
16H03865
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 神戸大学 (2019, 2021) 筑波大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
小野 倫也 神戸大学, 工学研究科, 教授 (80335372)
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研究分担者 |
植本 光治 神戸大学, 工学研究科, 助教 (90748500)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 第一原理計算 / 伝導特性 / スピントロニクス / 界面物性 / 表面界面物性 / 輸送特性 / スピン / デバイス界面 |
研究成果の概要 |
大規模なモデルで第一原理スピン輸送特性シミュレーションが可能な実空間差分法に基づく計算手法・計算コードRSPACEの開発と、RSPACEを用いたスピン輸送特性シミュレーションを行った。計算コードの開発では、部分的に計算したグリーン関数を連結することにより、第一原理輸送特性計算では世界最大級である19万超の原子からなるカーボンナノチューブの輸送特性計算を実現した。スピン輸送特性シミュレーションでは、グラフェンをスペーサー層に用いた磁気抵抗素子の輸送特性シミュレーションを行い、スペーサー層が磁気抵抗比に与える影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これからの情報化社会では高性能情報処理デバイスが必要であり、次世代デバイスの開発は喫緊の課題である。デバイスはナノサイズに微細化されており、デバイスの高性能化にはデバイス中を流れる電子の挙動を理解し制御する必要がある。量子力学に基づく計算法は電子の動きを正確に予測できるものの膨大な計算が必要である。本課題は、スーパーコンピュータを用いて膨大な計算を処理する計算手法・コードを開発し、その有用性を示したものである。
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