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極限補償光学のための高空間・時間分解能を持つ点回折干渉型波面センサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16H03957
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関京都大学

研究代表者

木野 勝  京都大学, 理学研究科, 助教 (40377932)

研究分担者 入部 正継  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (60469228)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2016年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
キーワード補償光学 / 波面センサ / 光干渉 / 干渉計 / 光赤外線天文学 / 光学赤外線天文学
研究成果の概要

点回折干渉型波面センサにおいて最も重要な光学素子であるピンホール付き偏光ビームスプリッタとして、当初はワイヤグリッドを応用した形式を採用し試作を行った。しかし光学特性を評価したところ、本来遮蔽すべき偏光成分の漏れ込みがやや大きく、また漏れ光の位相が本来の透過成分とずれているため、目標とする性能に達しないことが判明した。そこで代替案として複屈折結晶を用いたピンホール付き偏光ビームスプリッタを考案した。数値シミュレーションの結果ではワイヤグリッド型を上回る性能が達成できる見込みである。波面センサとして完成には至らなかったが、本成果を活かし開発を今後も継続していく。

研究成果の学術的意義や社会的意義

太陽系外惑星の観測は現在の天文学における重要な研究課題の一つである。その実現には高性能な補償光学が必須であり、その性能は波面センサによって制限されている。点回折干渉方式をはじめとする位相測定型の波面センサは、地球型惑星の直接撮像など今後の太陽系外惑星研究において不可欠であるが、現状では世界で数例が稼働を始めた段階である。その中でも点回折干渉方式は点回折素子の制作が困難な反面、測定精度やレンジ、光の利用効率の点で他の方式に勝っている。本研究で得られた知見は今後の点回折干渉型波面センサの実用化において大いに活用できる。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 点回折干渉計方式を用いた補償光学用波面センサの開発2020

    • 著者名/発表者名
      津久井遼、山本広大、木野勝、栗田光樹夫
    • 学会等名
      日本天文学会 2020年春季年会V222b
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] せいめい望遠鏡搭載にむけた太陽系外惑星撮像装置の開発2019

    • 著者名/発表者名
      山本広大、津久井遼、木野勝、他8名
    • 学会等名
      日本天文学会 2019年秋季年会V204a
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 極限補償光学装置の開発:直接位相計測型波面センサの開発2018

    • 著者名/発表者名
      西岡秀樹、木野勝、山本広大
    • 学会等名
      日本天文学会 2018 年秋季年会V251b
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書 2017 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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