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単一光子検出法による0.1meV領域の宇宙由来アクシオンの探索

研究課題

研究課題/領域番号 16H03974
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関福井大学

研究代表者

小川 泉  福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (20294142)

研究分担者 松原 明  京都大学, 理学研究科, 准教授 (00229519)
中島 恭平  福井大学, 学術研究院工学系部門, 講師 (30722540)
玉川 洋一  福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (40236732)
時安 敦史  東北大学, 電子光理学研究センター, 助教 (40739471)
松木 征史  大阪大学, 核物理研究センター, 協同研究員 (50037941)
舟橋 春彦  京都大学, 国際高等教育院, 教授 (00283581)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
キーワードダークマター / アクシオン / リドベルグ原子 / レーザー冷却 / レーザー加速 / フィールドイオン化 / 素粒子実験
研究成果の概要

現代宇宙物理学における重要な未解決問題の一つである暗黒物質。その正体を未発見の素粒子アクシオンであると考え、発見(又は可能性の排除)を目指すべく探索実験装置CARRACKの開発を行った。アクシオンは質量が未知であり、またその信号は非常に微弱であると考えられるため、探索質量を変えながら1)ノイズの非常に少ない、2)長期間にわたって安定的な探索実験を行う必要がある。1)の実現を目指し、レーザー冷却・加速技術を用いたバンチ化原子ビーム発生装置の開発を行い、2)の実現を目指して、フィールドイオン化検出装置の改良を行った。いくつか問題点も残っているが、解決のうえ探索事件を行う。

研究成果の学術的意義や社会的意義

「質量」としての存在は確認されているが、その正体は未だに解明されていない暗黒物質。宇宙・素粒子物理学から、その候補として本研究のターゲットであるアクシオンの他に、暗黒光子やウィンプなどが挙げられている。この問題の決着にはいずれかの候補粒子の「発見」が必要である。本研究において探索までには至らなかったが、十分な感度を持ち長期間安定的に動作可能なアクシオン探索装置の開発に道筋をつけることができた。今後この開発を続け、近い将来の探索実験により発見又は可能性の排除を行うことを目指す。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] アクシオン探索実験のための極低温下で動作する電子検出器の開発2020

    • 著者名/発表者名
      時安敦史
    • 学会等名
      ELPH シンポジウム
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 宇宙暗黒物質アクシオンの探索2019

    • 著者名/発表者名
      時安敦史
    • 学会等名
      若手アンサンブルワークショップ
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] AXION experiments in Japan2018

    • 著者名/発表者名
      Atsushi Tokiyasu
    • 学会等名
      International Symposium on Revealing the history of the universe with underground particle and nuclear research 2019
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] アクシオン探索実験について ~CARRACK実験~2017

    • 著者名/発表者名
      時安敦史
    • 学会等名
      ダークマターの懇談会
    • 発表場所
      神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
    • 年月日
      2017-01-27
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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