研究課題
基盤研究(B)
J-PARC ハドロン実験ホールの拡張計画は、現在の狭隘なJ-PARCハドロン実験施設を約3倍の面積に拡張するとともに、新たに2個の生成標的を設置し、二次ビームラインの数を増大させ、また実験エリアも十分に拡張して世界最高水準の実験設備を設置可能とし、もって世界超一級の研究成果を量産しようという大計画である。本研究では、拡張されたハドロン実験ホールに設置されるべきビームラインやその周辺設備に関して、選定と詳細な設計を行った。その結果、「拡張計画」は日本学術会議によって「第24期学術の大型研究計画に関するマスタープラン」中の31大重点大型計画のひとつに選定され、本研究の当初目標の一つが果たせた。
J-PARC ハドロン実験ホールは数十GeV領域の高エネルギー陽子ビームを用いる加速器施設としては、世界最大強度を誇っている。しかし実験のために用いることができる二次ビームラインの数が少なく、また実験エリアの面積が狭く、J-PARCで研究したいという世界の研究者の要望に応じることができていない。本「拡張ハドロン実験ホールの設計」研究では、この問題点を解決し、世界の研究者が自在にJ-PARCにおいて研究が行えるようになるための実験設備・装置の具体的、現実的な設計を行った。一日も早く本計画を実現し、世界中の研究者にJ-PARCでの研究機会を提供したいものである。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (33件) (うち国際学会 30件、 招待講演 31件) 備考 (2件)
IEEE Transactions on Applied Superconductivity
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Nuclear Physics News by NuPECC (Nuclear Physics European Collaboration Committee)
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Proceedings of the International Nuclear Physics Conference (INPC2016)
https://kds.kek.jp/indico/event/21408/material/1/1.pdf
https://kds.kek.jp/indico/event/23853/material/2/0.pdf