研究課題/領域番号 |
16H04031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
土橋 敏明 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (30155626)
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研究分担者 |
外山 吉治 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (50240693)
山本 隆夫 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80200814)
吉場 一真 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (40375564)
槇 靖幸 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (50400776)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2016年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 血液凝固 / ゲル形成 / 界面 / 凝固駆動物質 / 線溶 / MB描像 / ゲル化 / 液液接触 / 拡散 / 接触 / 架橋 / ダイナミクス / スケーリング / 2相モデル |
研究成果の概要 |
本研究では、血液凝固・線溶能の臨床検査として従来から行われてきた血漿と血液凝固因子または線溶因子との混合による血液凝固時間の測定に代えて、血漿と血液凝固因子または線溶因子との接触によって得られる新たな知見について、物理学の立場から詳細な検討を行った。本方法による様々な実験系において観察される現象は、サイズに依らない普遍的な現象と用いる血液に固有の数個のパラメータにより表すことができ、後者を用いた新たな診断法の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血液凝固・線溶の理解、それによる診断法・検査法の発展、治療方法の最適化は、現代医学の最重要課題の一つである。そのメカニズムは、生化学的観点からは、非常に多くの多数の分子が関係するネガティブ及びポジティブフィードバックを含む多段階のカスケード反応であると考えられる一方、血液は物理的観点から見ると代表的なソフトマターの一つであり、血液の凝固と線溶はソフトマターのゲル化と溶解として捉えることができる。本研究では、このような観点から、物理的手法を駆使した血液凝固・線溶挙動を解析しうることを示し、また、これまでの方法では得られなかった血液凝固に関する指標が得られる可能性を示唆する結果を得た。
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