研究課題/領域番号 |
16H04042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
並木 敦子 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (20450653)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | マグマ / 粘弾性 / 気泡 / 減衰 / 粘弾性測定 / 結晶 / 火山噴火 |
研究成果の概要 |
気泡を含む熔融マグマの動的粘弾性測定を高温常圧条件下で行った。その結果、Qが温度に依存すること、高い気泡含有量はマグマの剛性率と破壊強度を著しく低下させる事がわかった。一方、粘性率の気泡含有量依存性は剛性率程には大きくない事がわかった。低い剛性率は地震波と亀裂の伝播速度を遅くする。高気泡含有量のマグマの破壊強度が低い事は気泡含有量が80vol.%を超える噴出物があまり見られない事と整合的である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られた最も重要な成果は、マグマのQが温度に依存する事、剛性率が気泡含有量に寄る事である。Qは地震波の減衰で見積もる事ができ、また、剛性率は地震のS波伝播速度を変える。この結果は地震観測を用いて噴火前のマグマの温度と気泡含有量を推測できる可能性を示している。その実現の為には、より広いパラメータ範囲における精度の高いマグマの粘弾性測定が必要である。
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