研究課題/領域番号 |
16H04074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
北台 紀夫 東京工業大学, 地球生命研究所, 研究員 (80625723)
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研究分担者 |
福士 圭介 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (90444207)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 表面錯体モデリング / アストロバイオロジー / 生命の起源 / 化学進化 / 初期地球 / 赤外分光 / その場観測 |
研究成果の概要 |
『吸着』は地球表層における元素の循環を支配する最も重要な化学プロセスの一つである.しかし,この現象に与える環境因子は体系的に理解されておらず,元素の動的挙動を扱う地球化学モデルには一般的に考慮されていない.本研究ではETLM理論を用い,生命活動に関りの深いイオン(硫酸,リン酸,炭酸など)の吸着挙動を全ての酸化鉱物・幅広い水質条件に対して予測可能とするパラメータセットの導出を試みた.これにより,例えば地球上の生命はどこで・どのように誕生したのか,という根源的問いに対し,より定量的な観点から解に迫ることが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で使用した吸着理論であるETLMは,一般に広く利用されている地球化学モデルプログラム(例えばvisual-MINTEQ, PHREEQC, MINTEQL+, GEOSURF)で利用できます.また淡水や海水,採鉱過程で排出された水など,幅広い水質条件に適用可能です.このため,本研究で得られた吸着反応式やパラメータは,天然水を対象とする様々な評価に活かすことができると考えられます.
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