研究課題/領域番号 |
16H04113
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
友岡 克彦 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (70207629)
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研究協力者 |
井川 和宣
河崎 悠也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 有機合成化学 / 分子キラリティー / 動的面不斉分子 / 機能性キラル分子 / 不斉合成 |
研究成果の概要 |
本研究では,動的面不斉を有する中員環分子という特殊なキラル分子に関して,基礎から応用に渡る系統的な研究を実施した.その主たる成果として,アルケン上の置換基や環構成ヘテロ原子,環員数などの分子構造と立体化学的安定性の相関を明らかにすることに成功した.また,外的因子によって面不斉の立体化学的安定性を制御することに成功した.さらにまた,動的面不斉分子の立体化学を外的キラル因子の影響で変化させる動的不斉誘起法の開発に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キラル分子の研究は化学の基礎や生命現象の本質を理解するために重要である.その主たる対象は炭素中心性不斉を有するキラル分子であった.これに対して本研究では,我々が先に見出した動的面不斉を有する中員環分子という新規なキラル分子を対象として系統的な研究を行い,その学理を探求した.また,その立体化学を外的キラル因子の影響で変化させて制御する動的不斉誘起法の開発に成功した.
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