研究課題/領域番号 |
16H04117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
増田 秀樹 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50209441)
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研究分担者 |
猪股 智彦 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40397493)
小澤 智宏 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70270999)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 窒素固定 / 炭酸ガス固定 / 酸素活性化 / イオン液体修飾電極反応場 / シデロフォア修飾電極反応場 / イオン液体修飾電極 / 低環境負荷触媒 / 窒素活性化 / 炭酸ガス活性化 / 物質・エネルギー変換触媒 / イオン液体 / 電気化学的還元 / イオン液体修飾反応場 / 窒素ーアンモニア変換 / 炭酸ガスーメタノール変換 / 物質変換触媒 / エネルギー変換触媒 / 鉄二核錯体 / 銅二核錯体 / 物質・エネルギー変換 |
研究成果の概要 |
酸素、窒素、炭酸ガスを有用化合物やエネルギーへ変換する触媒を開発した。酸素については、平面性Co(II)錯体を用い、酸素を活性化し、水素引き抜き反応を見出した。窒素については、Mo(0)錯体を用い、マイルドな酸化剤で窒素が切断される事を見出した。炭酸ガスについては、イオン液体修飾金電極を用い、炭酸ガスをメタノールに高効率で変換できる事を見出した。また、特異な反応場としてイオン液体修飾電極及びシデロフォア修飾電極反応場を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸素、窒素、炭酸ガスは、持続可能社会の形成を考えたとき、いずれも低環境負荷条件下で有用性物質やエネルギーに変換する触媒の開発が期待されている。そのため、これらの気体を常温常圧下で変換する触媒を開発することは極めて重要な研究である。本研究では、低エネルギーで窒素を高効率にアンモニアに変換、高効率高選択的に酸化生成物の生成、そして低エネルギーかつ選択的に炭酸ガスを有用性化合物に変換する触媒を合成することに成功した。また、それらの変換メカニズムについても明らかにすることができた。これらは人類及び地球、環境の存続のため、これら研究のさらなる発展が期待される。
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