研究課題/領域番号 |
16H04124
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
人見 穣 同志社大学, 理工学部, 教授 (20335186)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 過酸化水素 / 細胞 / 蛍光プローブ / 鉄錯体 / 反応 / 酸化 / 金属錯体 / 発光 / 蛍光 / ユーロピウム / 置換基効果 / ペルオキシダーゼ / 分析科学 / 細胞・組織 / 錯体化学 / 細胞化学 / 生物無機化学 / 生体機能関連化学 / 酸化反応 |
研究成果の概要 |
細胞がシグナルとして放出する過酸化水素を秒単位で可視化することのできる蛍光プローブを開発している。この蛍光プローブは錯体とプロ蛍光団とこれらを結ぶリンカーから成り立っている。本研究では錯体構造、プロ蛍光団、リンカーのそれぞれに改良を加えた。最も感度の良い過酸化水素蛍光プローブを用いた場合、EGF受容体を過剰発現していないHeLa細胞においても過酸化水素を検出できた。また、本錯体を利用し、細胞塊の低酸素領域において一酸化窒素の光放出が達成できることを証明した。また、錯体が還元的酸素活性化によってDNAを切断するメカニズムも解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体で酸化反応をつかさどる酵素の機能を人工的な小分子で再現することに成功している。本研究ではその機能を大幅に向上させることに成功した。これらの成果は、微量な過酸化水素を検収することが必要なあらゆる場所で役立つ。
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