研究課題/領域番号 |
16H04130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
生越 友樹 金沢大学, ナノ生命科学研究所, 教授 (00447682)
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研究分担者 |
山岸 忠明 金沢大学, 物質化学系, 教授 (90220251)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | ピラー[n]アレーン / 結晶 / 分離 / 濃縮 / ピラーアレーン / アゾベンゼン / 面性不斉 / キラル液体 / 炭化水素 / 二置換ベンゼン / ホスト-ゲスト / 末端認識 / 蛍光発光 / 分離剤 / アルカン / 有機結晶 / 濃縮・分離システム |
研究成果の概要 |
ピラー[6]アレーン結晶を吸着材として用いると17%イソオクタン蒸気を用いた場合には、>99%純度にまでイソオクタンの純度を向上させることができた。またピラー[5]アレーンの1ユニットを酸化したピラー[5]アレーン結晶は、1,4-ジエトキシベンゼンとの電荷移動錯体を形成しているために、茶色を呈色していた。そこにアルカン分子蒸気を導入すると、直鎖のアルカン分子蒸気の場合は、茶色から赤色へと色変化を示した。これにより、これまでは色変化で検知が困難であったアルカンを検知することに成功した。ピラー[5]アレーン結晶は、様々な分子量のPEOの中から選択的に高分子量体のみを取り込むことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガソリングレードはガソリン中のイソオクタンとn-ヘプタンの混合物に対して測定されるオクタン価によって評価される。しかし、イソオクタンの沸点(99度)はn-ヘプタンの沸点(98度)とほぼ等しく、石油蒸留による分離は非常に困難であり、多くの製造工程が必要となる。本研究では17%イソオクタン蒸気を用いた場合には、>99%純度にまでイソオクタンの純度を向上させることができた。
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