研究課題/領域番号 |
16H04143
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
網井 秀樹 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (00284084)
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研究分担者 |
杉石 露佳 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (30636220)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | フッ素 / 有機合成化学 / トリフルオロメチル基 / イソベンゾフラン / 環化付加 / 共役化合物 / 有機合成反応 / 環化付加反応 |
研究成果の概要 |
本研究は、含フッ素イソベンゾフラン中間体を用いて、フッ素系有機共役化合物の新合成法を開発することである。イソベンゾフランはDiels-Alder反 応のジエン成分として働く有用な反応中間体である。フッ素官能基導入カスケード環化反応による含フッ素イソベンゾフランの発生とその応用を行なった。その後に様々なアルケンとの[4+2]環化付加と脱水を検討し、多様なトリフルオロメチル化アセン類に誘導した。特にジエノフィルとしてキノン類、アセナフチレンを用いる[4+2]環化反応において、興味深い化合物群(フッ素系有機共役化合物)を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
π共役系有機化合物は、光電子物性を司る主幹構成部位として、材料、デバイス開発の根幹を担っている。共役系が拡張した化合物は、一般的には空気中で不安定なものが多い。今回の一連の研究により、フッ素の特性を活かして、多様な構造をもつ安定なπ共役系有機分子を選択的に合成する方法を見出だした。本研究が新しい材料創製に繋がることを期待している。
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