研究課題/領域番号 |
16H04155
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
藤木 道也 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00346313)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 円偏光発光 / 円二色 / 不斉 / らせん / Cryprochirality / パリティ非保存 / 基底状態 / 励起状態 / 円二色性 / Cryprochiralit / 希土類 / 共役高分子 / 不斉合成 / セルロース / ポリシラン / スイッチ / アゾベンゼン / 光物性 / 円偏光 / シグマ共役高分子 / パイ共役高分子 / 発光 / 共役 / 生命 |
研究成果の概要 |
近年円偏光発光(CPL)性機能材料の研究が活発である。本研究では、1. 基底状態と励起状態の不斉構造は同一とは限らず、逆転、あるいは常に負符号のみを示す現象を見出した。2. 円偏光源の励起波長によって非フォトクロミック高分子、オリゴマー、低分子に不斉性が誘起され、その左右性は励起波長で支配されることを実証した。3. Mislowが提唱したCryprochiralityの概念を証明するため、1960年以降多くの理論家らによって予言されていた分子パリティー非保存説を支持する結果を、アキラル溶媒に溶解させたアキラルなnon-rigid蛍光分子の系統的なCPL分光実験から得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1.円偏光源による不斉発生の励起波長依存性実験から、「生成物の不斉性は円偏光源の左右性で決定される」とされたvan't HoffやLeBelの時代からの定説を覆す結果を得た。 2.アキラルなnon-rigidな蛍光分子をアキラル溶媒に溶解させてCPL/CD特性と溶媒粘度の相関を計測したところ、量子化学トンネル効果による常に負符号のCPL/CD信号が出現した。1960年以降、多くの分子物理の理論家らによって予言されていた分子パリティー非保存説を不斉分光実験から支持する結果を得た。van't HoffやLeBelの時代から、左右分子はエネルギー的に等価であるとの常識を覆す結果を得た。
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