研究課題/領域番号 |
16H04171
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
橋本 雅彦 同志社大学, 理工学部, 教授 (20439251)
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研究協力者 |
中小司 裕太
村田 悠喜
田中 悠悟
戸田 美和子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | マイクロフルイディクス / ドロップレット / エマルション / マイクロ流体デバイス / デジタルPCR / ポリジメチルシロキサン / ピエゾマイクロポンプ / PDMS / 分析科学 / ドロップレットデジタルPCR / 癌 / マイクロ・ナノデバイス / バイオ関連機器 / ゲノム |
研究成果の概要 |
ポリジメチルシロキサン(PDMS)の高いガス吸収特性を活かし、単分散性の高い油中水滴を再現性よく自律的に高速生成させることを可能とするマイクロ流体デバイスの開発に成功した。さらに、液滴内でPCR増幅を実行したところ、蛍光性液滴の数的割合から算出された各サンプル初期DNA濃度は、ポアソン分布より予測される値と良好な一致を示した。 上記の検討に加え、ピエゾマイクロポンプの利用に基づく小型流体制御システムを新規に開発し、液滴のフロースルー定点スクリーニング実験を行った。本システムは、毎秒120個の液滴をスクリーニング可能であることが明らかとなり、その有用性が実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドロップレット・デジタルPCR(ddPCR)は、これまで開発された方法では実現成し得なかった遺伝子診断を可能とするため大きな脚光を浴びている。しかし、既存のddPCRプラットフォームは、システム全体が大きい・取り扱いが煩雑・コスト高であるといった問題点が指摘されている。本研究により、少ない初期投資費用で取り扱い易く、小型のddPCRプラットフォームが構築された。本研究によって、ddPCR研究へ新規参入する研究者が増加し、ddPCR研究の開発スピードが加速していくものと期待される。
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