研究課題/領域番号 |
16H04179
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
多喜 正泰 名古屋大学, 物質科学国際研究センター(WPI), 特任准教授 (70378850)
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研究協力者 |
山口 茂弘
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 液体蛍光色素 / 有機蛍光ナノ粒子 / マルチカラー / 超耐光性蛍光色素 / 蛍光イメージング / ナノ材料 / イメージング / 細胞 / 機能材料 / トリアルキルシリル基 / 有機化学 / マルチカラー発光 |
研究成果の概要 |
液体蛍光色素を内包した有機蛍光ナノ粒子の創製を目指した.蛍光ナノ粒子の粒径はトリアルキルシリル置換ピレンの粘度に強く依存し,低粘度液体が最も小さい粒径を与えた.液体ピレンの流動性はナノ粒子コアでも保持されており,「ドーパント色素のナノ粒子内部への自発的取り込み」という新しい概念に基づいた発光色のチューニングに成功した.また可視光で励起可能な耐光性液体蛍光色素を新たに合成し,物性に及ぼすシリル基の導入位置の効果について検討した.さらにこれを内包した蛍光ナノ粒子を作製し,これがエンドサイトーシス機構によって細胞内部に取り込まれることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
色素が液体であるという特徴を活かし,多様な発光色を示す有機蛍光ナノ粒子を「水溶液へのドーパントの添加」という極めて単純な方法で作り出す手法を発見したことは,今後の材料開発研究においても有用な情報である.また,液体蛍光ナノ粒子を用いて細胞の蛍光イメージングにも成功したことから,生命科学研究への応用も十分に期待できる.
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