研究課題/領域番号 |
16H04191
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機・ハイブリッド材料
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
家 裕隆 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (80362622)
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研究協力者 |
安蘇 芳雄
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 有機導体 / 有機半導体材料 / 有機電界効果トランジスタ / 有機薄膜太陽電池 / 電子輸送性材料 / 有機薄膜型太陽電池 |
研究成果の概要 |
研究の構想は機能性材料を指向した新規π共役分子を開発することである。とりわけ研究代表者はエレクトロニクス材料への応用を目指している。本研究では電子輸送型(n型)の有機電界効果トランジスタ(OFET)、有機薄膜型太陽電池(OPV)材料の開発を目的とした。具体的には、デバイス駆動メカニズムをもとに、電子構造と分子構造を精密設計した新規n型π共役分子の系統的な開発を行った。創出したπ共役分子の構造-基礎物性-薄膜物性-デバイス特性の相関を明らかとした。そして、n型OFET材料、n型OPV材料としての性能を検証するとともに、分子設計にフィードバックすることで高性能化に向けた指針を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機エレクトロニクスは次世代の電子デバイスとして有望視されている。しかし、材料開発の面から克服すべき課題が山積みの状況である。構造有機化学に基づく分子合成からOFET,OPV材料への応用に向けて研究を遂行し、構造物性機能相関の解明と材料としての高性能化に基づく設計指針の確立を達成できれば、材料開発のブレークスルーに直接的につながる。すなわち本研究は、学理追求型研究であるが産業的にもインパクトの高いチャレンジングな研究である点で学術的意義を有する。また、次世代エレクトロニクスに繋がる本研究は、高度技術化の利便性を享受しつつ人類の持続的発展に寄与する基盤を構築する点で社会的意義を満たすものである。
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