研究課題/領域番号 |
16H04197
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
三ツ石 方也 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (70333903)
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研究協力者 |
山本 俊介
朱 慧娥
Ali Demirci
劉 一達
金 昭妍
石﨑 裕也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 環状シロキサン / ハイブリッド / ポリマー / ボトムアップ / ヒドロシリル化反応 / コーティング |
研究成果の概要 |
多官能性環状シロキサンをビルディングブロックとして、環状シロキサンポリマーを合成し、カテコール基やボロン酸グループを修飾した。これらのポリマーをディップコーティング法により、ガラス基板やシリコンウェハー、プラスチック基板上に30~40nm厚で均一ナノコーティングできることを明らかにした。ナノコーティング表面上にナノ粒子を吸着し、ナノ粒子が強固にナノコーティング表面に固定されていることを剥離試験により確認した。さらに多官能性環状シロキサンに非共有結合部位を導入し、適切な溶媒の組み合わせによる溶液を調製することで、ドロップキャスト法により様々なナノ構造体を付与することができることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、環状シロキサンポリマーの機能化により、ナノコーティングの可能性を追求している。カテコール基やボロン酸等の機能団修飾により、常温で液体である環状シロキサンポリマーを用いた最薄6nmのナノコーティングを実証している。このことはバルクとしてのシロキサンポリマーがナノスケールでの構造制御が可能であることを意味しており、ナノ材料としての環状シロキサンポリマーの研究展開が今後期待できる。
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