研究課題/領域番号 |
16H04199
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
富永 洋一 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30323786)
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研究分担者 |
敷中 一洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (00507189)
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研究協力者 |
古賀 舞都
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 固体高分子電解質 / イオン伝導性高分子 / Liイオン二次電池 / 二酸化炭素/エポキシド共重合体 / Liイオン輸率 / ポリカーボネート / 無機フィラー |
研究成果の概要 |
本研究では、単体ポリマー同士では混ざらないエチレンオキシド(EO)成分とエチレンカーボネート(EC)成分からなる共重合体を合成し、両者の特性を併せ持つ高分子からなる電解質を得ることで、次世代電池への応用を可能にする新材料を創製することを目的としている。重合触媒には、EO含有量をコントロールできるヘキサシアノコバルト酸亜鉛DMCを用い、EO含有量が20~90%のEO/ECランダム共重合体を複数得ることができた。この共重合体のイオン伝導度はEO型およびEC型高分子からなる電解質よりも優れており、60℃で10-3 S/cm近いイオン伝導度および0.7程度の高いLiイオン輸率を示すことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、二酸化炭素を原料にするポリカーボネートを用いた電解質材料の開発である。二酸化炭素由来ポリカーボネートの電解質としての特異性が、本研究および研究代表者による一連の研究によって初めて学術的に明らかにされており、その学術的意義は非常に高い。このようなポリカーボネート型電解質の研究は、研究代表者および海外協力者のBrandellグループ以外では報告例が無く、本研究この分野をリードしている。本研究の遂行によって、SPEの実用研究が大きく進展する可能性があり、将来的にはフレキシブル電池や超薄型電池への応用が期待され、本研究は社会的にも意義がある。
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