研究課題/領域番号 |
16H04205
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木村 邦生 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (40274013)
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研究分担者 |
山崎 慎一 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (40397873)
内田 哲也 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (90284083)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 芳香族ポリアミド / 中空微粒子 / 重合相変化 / 高性能高分子 / 耐熱性 / 空孔率制御 / 高分子合成 / 高分子構造・物性 / 自己組織化 |
研究成果の概要 |
芳香族溶媒中での脱水重縮合によりポリ(p-フェニレン-5-ヒドロキシイソフタルアミド)(PPHIA)中空微粒子が生成する.この中空微粒子を利用するために,中空微粒子の粒径制御技術と空孔率制御技術を検討した.温度降下及び溶媒とオリゴマーの相溶性を変化させることにより、PPHIA中空微粒子径を0.7~4.3マイクロメーターの範囲で制御できた。また、重合初期における表面固化が起こる際は280℃で行い、その後の重合を320℃で行うことで空孔率が増大することが分かった。ポリ(アミド-イミダゾール)では,表面にくぼみを有した球状微粒子が得られたが,中空微粒子は生成しなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PPHIA中空微粒子は耐熱性や化学安定性などの性能に優れており,高温や低温、或いは化学汚染物質環境といった過酷環境下で使用できる高性能中空微粒子が提供でき,新しい高分子中空微粒子として工業分野で利用可能となる。不溶不融性である高性能高分子においても、重合誘起型相分離と架橋反応を組み合わせた新しいガスバブル法を提供できる。
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