研究課題/領域番号 |
16H04224
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デバイス関連化学
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
佐々木 健夫 東京理科大学, 理学部第二部化学科, 教授 (80261501)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
|
キーワード | 強誘電性液晶 / フォトリフラクティブ効果 / 非線形光学材料 / ホログラム / 光増幅 / 光学材料 / 2光波結合 / 構造・機能材料 / 光導電性化合物 / スメクチック液晶 / 光物性 / 高分子合成 / 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、液晶系フォトリフラクティブ材料を用い、光信号増幅システムを実用化レベルに持っていくこと目標としたものである。そのために,優れたフォトリフラクティブ特性(高い回折効率,大きな利得定数,速い応答)を示す強誘電性液晶材料の設計指針の探求を行った。スメクチックC相を示す液晶にごく少量のキラル化合物を混合したもので大きなフォトリフラクティブ効果が得られた。これは、今まで予想されていた結果とは全く異なっており興味深い。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フォトリフラクティブ効果に及ぼす材料的な要因は多岐にわたる。平成30年度は平成29年度に引き続き液晶材料の組成に重点を置き、①各種強誘電性液晶のフォトリフラクティブ特性の違い、②光導電性化合物による違い、③光導電性キラルドーパントを含む強誘電性液晶混合物の開発の3項目について検討を行った。アルキル鎖の長さが異なる液晶性化合物を混合すると欠陥が少なく光散乱の小さなモノドメイン相を形成しやすいことが分かった。また、ごく少量のキラル化合物を混合したスメクチックC液晶が特異的な性能を示すことを明らかにした。これは光学材料開発の新しい指針の一つとなる。
|